カリブ海航行中のクルーズ船で火災、船尾から炎と黒煙 落雷が原因か

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乗客が撮影した黒煙が立ち上る様子=23日、バハマ近郊/Heath Barnes

乗客が撮影した黒煙が立ち上る様子=23日、バハマ近郊/Heath Barnes

(CNN) カリブ海の島国バハマに向かっていたクルーズ船「カーニバル・フリーダム」で現地時間の23日午後に火災があった。火災は約2時間後に消し止められた様子で、乗客にけが人はなかったが、消火にあたった乗員2人が煙を吸って軽度の症状で手当てを受けた。

米国人乗客のヘス・バーンズさんは、16歳のおいから火災のことを知らされたといい、「甲板に出てみると確かに船尾から炎と煙が噴き出していた」と証言。撮影した写真をCNNに提供した。

同船を運航するカーニバル・クルーズ・ラインによると、現地時間の午後3時15分ごろ、左舷の排気筒から出火したとの報告が入った。

目撃者は同船に雷が落ちた可能性があると伝えているが、同社によればまだ確認は取れておらず、出火原因については調査が続けられている。

この火災で左舷の排気筒は10番デッキの上に落下した。

出火当時、同船はバハマ諸島のエルーセラ島沖を航行中で、23日夜には乗客に予定通りの夕食が振る舞われたという。

火災については米沿岸警備隊にも通報された。

バーンズさんによると、火災の発生を受け、乗客は午後5時40分ごろまで自室で待機するよう指示されたという。カーニバル・クルーズの航海は18回目だったというバーンズさんは「今回が一番面白かった」「彼らのせいではない。母なる自然だ」と話している。

カーニバル社は24日、バハマのフリーポートに帰港して徹底調査した結果、当初報告を受けていた以上に損傷が大きかったことが分かったと発表。同船は翌日、米フロリダ州ポートカナベラルで乗客を降ろし、25日以降のクルーズは中止してフリーポートの造船所で修理を始める予定だとしている。

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