コスタリカから旅行者が持ち出した古代工芸品、米当局が返還

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米税関・国境警備局(CBP)が古代の工芸品3点をコスタリカに返還した/From US Customs and Border Protection/X

米税関・国境警備局(CBP)が古代の工芸品3点をコスタリカに返還した/From US Customs and Border Protection/X

(CNN) 米税関・国境警備局(CBP)はこのほど、中米コスタリカから6年近く前に米旅行者が持ち出した古代の工芸品3点を、同国に返還したと発表した。

CBPは2017年、フロリダ州のオーランド国際空港で、コスタリカの首都サンホセから搭乗した同州在住の旅行者が無許可で持ち込もうとした工芸品3点を押収していた。

コスタリカはCBPから通知を受け、国民が国内法に基づいて所有していた文化財が盗まれたとして、返還を求めていた。

CBPによれば、工芸品は紀元前300年から紀元後880年にかけ、葬儀などの場面で使われたとみられる。専門家によると、動物の模様がついた器の一部と中が空洞になった脚、装飾の破片の3点。

先週、フロリダ州マイアミのコスタリカ総領事に引き渡された。

両国政府は21年、米税関で特定の文化財が見つかった場合、コスタリカに返還することを定めた覚書に調印していた。

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